人生を豊かにするブログ

『令和』という狂った時代をあなたはどう生き抜きますか?もし、あなたが無事に生きたいと言うのなら『真実を知る』ことが大事になります!逆に『知らない』ということは、騙され続けることなのです。このブログを読んで、新しい知識を身につけることであなたの人生は豊かになります!!

【file19】(part1)悪魔に日本を売り渡した男 小泉純一郎

突然ですがあなたは笑って生活出来ていますか?

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おそらくそうではないと思います。

 

世間は2021年になって、更に不安定な状態になりました。

 

コロナの蔓延により

・飲食店は壊滅

・雇用の激減

・失業者の増加

貧困層の増加

 

と悪いニュースばかり目に飛び込んできます。

 

 その影響もあってでしょうか、貯金額の平均値が去年よりも78万円増えて389万円(昨年度は317万円)になっているそうです。

 

ではもう一つお聞きします。

 

 

貯蓄すればするほど自分は助かると思いますか?

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残念ですが答えは

 

NO!!

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です。

 

なぜか?

 

それは

 

貯蓄すればするほど、日本が貧しくなるからです!!

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どういうことか?

 

それは、

 

我々の貯蓄したお金を、アメリカに奪われているからなのです!!

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???となった方もいるかもしれません。

 

どういうことかと申しますと、

 

日本国民がゆうちょ銀行・かんぱ生命に貯蓄した340兆円を、そっくりそのままアメリカにプレゼントする

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ということです。

 

意味分からん!!という方もいらっしゃると思います。なんでそんなことになっているんだ!!と怒る方もいるかもしれません。

 

しかしそれを決めたのは

 

我々日本国民

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なのです。

 

そんなの決めてないし!!知らないし!!という方々もおられるかもしれません。確かに直接決定を下していないのは確かです。ですが、

 

小泉純一郎氏の郵政民営化

 

に賛成しませんでしたか?郵政民営化は分からなくても小泉純一郎氏の人柄や雰囲気で自民党に投票しませんでしたか?

 

確かに小泉純一郎氏のパフォーマンスやPR戦略は人を惹きつけるものがありました。

 

しかしだからといって、彼の政策が正しいといいきれましたでしょうか?

 

現在、この郵政民営化のせいで、我々はツケを払わされています。

今後ますます日本は貧乏国家に成り下がり、自殺者が増え、若者が希望を持てない国になっていくでしょう。

 

今後同じ失敗を繰り返さないようにするため

 

自分たちで調べて、考えて、そして自分で意見を持てるようにするため

 

悪魔の政策である郵政民営化について、そして小泉純一郎氏について書いていきます。

 

 

①.そもそも郵政民営化ってなに?

 

 2007年10月に国営の特殊法人であった日本郵政公社が民営化されて、

 

持株会社である

 

日本郵政株式会社

 

その下に

 

日本郵便

 

郵便局

 

ゆうちょ銀行

 

かんぽ生命保険

 

の4つの株式会社は発足しました。図にすると以下にようになります。

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このように

 

国営で行ってきた郵便事業の組織構成を組み換えて、民間企業に改変すること

 

郵政民営化といいます。この悪魔の政策に命を注ぎ、日本を地獄に叩き落としたのが

 

 

小泉 純一郎氏

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です。

 

そして彼が郵政民営化をするメリットは次のようにあると演説していました。

 

 

郵便貯金や簡易保険でみんなから集められた340兆円がいらない道路や必要ない建物に勝手に使われているのはおかしい!民営化すればこれを民間で活用できる!

 

 

 

❷民営化することによって、従来よりも商品やサービスを向上させ、民間の知恵と工夫で新しい事業が始められる!

 

 

 

❸郵便、郵貯簡保は公務員が必ずしもしなくてはならない仕事ではない!公務員の約3割を占める、郵政公社で働く40万人の公務員が民間社員として働けばコストカットになる!

 

 

 

法人税も、法人事業税も、固定資産税も払っていない郵便局が民営化されたら税金を払うようになる!また、政府が保有する株を売れば国庫が潤い、財政再建に役立つ!

 

 

もっともらしいことを演説していますが、これは全て

 

デタラメ

 

 

です。後に全て理由を書きますが、今回は340兆円のお金について、そして小泉純一郎の登場を記載していきます。

 

②.340兆円のお金ってなに?

 先ほどちらっと書きましたが、ゆうちょ銀行の郵便貯金に国民から預け入れられた金額とかんぽ生命の簡易保険で収められた保険料の金額の総額になります。これをまとめて

 

郵政マネー

 

と呼びます。ちなみに日本人の1億数千万人が持っている預金、保険金、株といった「個人の金融資産」を合わせると1,500兆円といわれています。つまり郵政マネーは

 

全体の2割

 

を占める莫大な金額なのです。

 

郵政民営化前は、この郵政マネーを国債に投資されていました。理由は2つあります。

 

一つ目は

 

安全だから

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という理由です。国債は日本国がお金を借りるための債券ですので、国が必ず元本を返してくれるという安全性が確保されていたためです。

 

二つ目は

 

他に運用しようと思っていてもなかなか良い投資先がなかったから

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です。本当は普通の銀行のように、企業に貸出したりすれば良いのかもしれないですが、実際のところ郵貯の企業貸出は認可されていません。そのため必然的に国債に投資するという形になってしまったともいえます。

 

この郵政マネーを国債をトレードすることで、日本政府は莫大なお金を手にします。そしてそのお金は大蔵省の「資金運用部」に預けられて

 

財政投融資(ざいせいとうゆうし)

 

となります。そこから政府系金融機関特殊法人の財源として道路や住宅建設などの公共事業に使われました。高度経済成長時にはこれが大いに役に立ちました。

 

③.どうして郵政マネーが340兆円もあるの

 

 理由は二つあります。

 

一つ目は

 

戦後の貯蓄教育

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です。戦争で壊滅的な打撃を受けた日本を復興するためにどうしてもお金が必要でした。そこで目をつけたのが郵便局です。

 

政府は『貯蓄運動』に力を入れ郵便局や銀行に庶民のお金を預貯金させました。

 

郵便局は、国債を購入することで、政府が政府系金融機関特殊法人に貸出しを行いました。銀行は集めた預貯金を企業に貸出しました。

 

そのお金で企業は設備投資や人の雇い入れを行うようになります。そして給料をもらった人がまた預貯金をするという復興のサイクルを作り出し、高度経済成長に発展していきました。

 

そのための出発点が「貯蓄の奨励」だったのです。

 

特に当時の子どもたちには熱心な貯蓄教育をしました。

 

それが

 

「こども郵便局」

 

です。

 

郵便局と学校が協力し1948年にスタートしました。これは最寄りの郵便局の指導のもと、学校でこどもたちが実際に週1日など、授業に差し支えない時間を選んで、郵便局の貯金の受付で、通帳を郵便局員に渡して貯金を行うというものでした、

 

このように貯蓄教育が徹底されていたのです。

 

 

二つ目は

 

田中角栄氏の尽力

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です。田中角栄氏は39歳の時に郵政大臣に就任します。そこで彼は

 

特定郵便局2万局構想』

 

をぶち上げます。

 

この鶴の一声で1955年には1万5566局しかなかった郵便局は、1970年には2万643局と約5000局近くも増えたのです。

 

その甲斐あってか、郵便局に貯蓄をする人が増えるようになります。

 

そして彼が内閣総理大臣になると、大規模な公共事業に注ぎ込みます。日本列島に交通網をはじめとして様々なインフラを整備し、経済を活性化させました。

 

そのおかげで国民の収入が増えて豊かになったので、多くの人が更にせっせと貯蓄するようになります。当然、郵便貯金は爆発的に増えます。

 

1949年には1000億円でしかなかった郵便貯金は、1979年には50兆円になっていました。

 

その後も貯蓄額は増え続けた結果、今の340兆円まで膨れ上がったのでした。

 

そしてその規模の大きさから

 

『第二の国家予算』

 

と呼ばれるようになりました。

 

この第二の国家予算は高度経済成長時にはメリットが多かったため、デメリット気になりませんでした。

 

しかし1990年代になると、「金あまり」の状態になります。そのせいで、第二の国家予算は必要のない無駄な公共工事に使用されることになりました。もとを辿れば、第二の国家予算は我々の貯蓄額です。

 

つまり、

 

我々の貯蓄が無駄な公共工事に使われている

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ということになります。

 

 

ここに疑問を覚え、「勘違いの正義?」で立ち上がってしまった男がいました。。。

この男こそ、後に日本を貧乏国家にさせ、アメリカが富を得る仕組みを作った大罪人です。

 

④.売国奴、立つ!

 

 その男の名は小泉純一郎といいました。彼が郵政民営化という争点に関心を持つようになるのは1979年に大蔵政務次官に就任した頃であったようです。

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 (大蔵政務次官時代の小泉氏)

 

 

当時、「民営化」、「規制緩和」といった新自由主義思想が現れ、広まり始めた時期でした。彼はこれに影響を受けたのではないかといわれています。

 

そして1992年に郵政大臣になります。ここで彼は声高に郵政民営化を主張します。そして、郵政官僚に総スカンを喰らいます。

 

当然です!

 

民営化をするということは

 

郵政官僚たちの権限(既得権益)を奪うことになるからです。

 

そのため彼は「変人」としての扱いを受けます。

 

しかし、それでも彼は懲りませんでした。。。

 

1995年に自民党総裁選に初出馬する際に、郵政民営化を打ち出しました。ここでも自民党内から反発がありました。

 

それもそのはずです!

 

なぜなら郵便局は

 

自民党の味方だったからです。

 

もっと分かりやすく説明しますと、郵便局の関係者は自民党に票を入れてくれる方々なのです。

 

過去を遡りますと戦後、郵便局は世間から嫌われていました。日本を占拠したGHQは郵便局を戦時下で軍費を集め戦争に協力した戦争協力団体というレッテルをを貼りました。そのせいで世間から嫌われ、肩身の狭い思いをしていました。

 

これを救ったのが田中角栄氏です。

 

彼の『特定郵便2万局構想』により、戦争犯罪者として見られていた郵便局は、いきなり国策金融機関となり、世間からがんばれと応援されるようになりました!

 

つまり、

 

郵便局のイメージアップに貢献した

 

のです。

 

これに感謝した郵便局は、田中角栄氏の所属していた自民党を応援するようになります。

 

しかし、特定郵便局長郵便局員は公務員であるため、政治活動ができません。そこで彼らの家族やOBが協力して自民党に票を入れるようにしていたのです。

 

もし小泉氏の郵政民営化を実行したのなら、郵便局員という公務員の資格を剥奪することになります。つまり、郵便局にケンカを吹っかけているといっても過言ではありません。

 

当然、そんなことをしたら、自民党に投票が集まりません。

 

ですので自民党内で反対が起こったというわけです。

 

この総裁選に小泉氏は敗れますが、彼にとっては大きな収穫がありました。

 

それは

 

世間に郵政民営化をアピールすることができたこと

 

です。

 

そして彼にとって追い風であり、我々にとって向かい風であったのが

 

世界で「民営化」や「規制緩和」がかなり浸透し、主流になり始めていたのです。

 

これにより、郵政民営化はトンチンカンな政策というよりも、

 

時代の流れに合う政策

 

となってしまったのです。

 

そして、2001年に小泉純一郎氏は内閣総理大臣に就任します。

 

そして本当の悪夢はここからでした。。。

 

次回に続きます。